日光那須野遊印しの

● 感謝

本日3年半お世話になった
『みちのく諸国郷土民芸館』が惜しまれつつ閉館しました
自分も日光店から22年間の幕を下ろすのを見守ろうと那須へ
遊印しのは22分の3.5年ですが初めての出店先だけに
たくさんの思い出があります

師匠に出店先を探す際に
「売れるのか?立地は?環境は?そんなことはどうでもいい」
但し一つだけ絶対条件が
最初なんだから『とにかくいい人の処にお世話になるんだよ』との言葉
つい昨日のように思い起こされます

『遊印しの』の今があるのは間違いなく温かく見守ってくれた
和助先生、奥様、社長他すべてのスタッフの方々のお陰です
本当にありがとうございました

閉館イベントの最後のコンサートが終わりスタッフだけになった頃
再び那須旅情のメロディが幾度となく・・・♪和助先生だ♪
普段の優しい声とは違いそして77歳とは思えない張りのある
力強い歌声で・・・那須を愛する 古里を愛する心が滲み出ている

暫くすると和助先生が煙草を片手に寄ってくれた
送られてきた1000通の絵手紙を目の前に
「こんなにいっぱい誰に送ってきたのかな?」(和助先生の照れ隠し)
少し目を下に向け
「誰の詩だ?俺のか!」(またまた照れ隠し)と

『びんぼうにはまけないが びんぼうはみじめだった
だからがんばるのだ びんぼうにまけないように』

噛みしめる様に詠んでくれた
計り知れない苦労をしたのだろう
詩の朗読を聞き今まで堪えてた涙が溢れた

片付けを終えて社長、スタッフのみなさんにお礼を言い
最後に和助先生と奥様のところへ
「必ず『復活』するから」と2度3度と

自分は年齢にして和助先生の半分ちょっと その力強い言葉に
「まだまだ頑張れる」どころか「まだ頑張っていないのでは?」
まあいい「とにかく頑張るんだ!」と
和助先生の目の輝きに固く心に誓った

和助先生の健康と 社長の体調が回復することを
心からお祈り申し上げます 感謝